スキャン写真が届いたとき、なぜシャッターを切ったかは覚えていても、使ったレンズや絞りまでは思い出せないことがあります。写真は残っても、撮影時の細かな情報が一緒に残るとは限りません。
この記事では、iPhone アプリの LightLog を使ってフィルムの撮影情報を記録し、スキャンファイルに書き込む方法を紹介します。
- メタデータや EXIF にまだ馴染みがない方は、先にフィルム写真メタデータガイドをご覧ください。
1) スキャン写真に EXIF を追加するのはなぜ?
まず、スキャンファイルに EXIF が入っていても、フィルム撮影時の設定が記録されているとは限りません。
スキャナーにはスキャン日や解像度、機種名は分かっても、いつ、どこで、どの絞りやシャッタースピード、カメラ、レンズを使って撮ったかまでは分かりません。その情報は、別に記録しておく必要があります。
LightLog は、この二つをつなぎます。撮影時に手軽に記録し、スキャン後にその情報をファイルの EXIF に書き込む。 この流れは iPhone 一台で完結し、別途アカウントを登録する必要もありません。
2) 撮影記録からスキャン写真まで、何をすればいい?
2.1 撮影時に、手早く記録する
LightLog で事前にロールを作り、カメラとレンズを選んでおけば、撮影時には絞りやシャッタースピードなどを記録するだけです。位置情報を有効にすると、撮影場所も自動で記録できます。
カメラへのアクセスを許可して、参照用の写真も一枚撮っておくのがおすすめです。スキャン画像が届いたときに、対応する画面を探しやすくなります。
2.2 スキャン後、写真と記録を手早く対応させる
届いた画像を iPhone の「写真」に保存し、LightLog でロールの記録とマッチングします。一枚ずつ手動で対応させることも、ファイル名や選択順で「一括マッチング」することもできます。
写真へのアクセスを制限している場合は、このスキャン画像を LightLog に許可した範囲に追加してください。
2.3 書き出して、記録を写真と一緒に残す
マッチング後、一枚なら「書き出し」、ロール全体なら「すべて書き出す」を選びます。LightLog は書き出す際に記録した情報をメタデータ(EXIF)に書き込み、新しい写真として「写真」に保存します。その後は「写真」の検索やマップなどを使って、自分の作品を見つけやすくなります。
3) LightLog を使わずに撮った写真にも、情報を追加できる?
以前から別の方法で撮影設定を記録していた場合は、その情報を LightLog で写真に追加できます。ただし、確かめられる情報だけを残すのがおすすめです。例えば、そのロールに使ったカメラとレンズが分かっていれば、まずはそこから。思い出せないシャッタースピードや絞りを、無理に埋める必要はありません。
EXIF などのメタデータは、実際にどのように撮影したかを残すための記録です。
フィルム写真は現像を待って初めて見られますが、撮影時の思いは一瞬で消えてしまうかもしれません。書き留めておいて、写真が届いたときに、一緒に残しておきましょう。
最終更新:2026-10-25
